日時 2024年6月9日(日)13:15~16:00
会場 慶應義塾大学日吉校舎(〒223-8521
D304(第4校舎独立館3階)
みなさまにお目にかかれることを楽しみにしております。
ドイツ語学・文学・文化の研究と教育にかかわる女性研究者の会
会員の山根恵子さん(法政大学)よりイベントの案内です。
新学期始めでお忙しいとは存じますが、ご参加いただければ幸いです。
もちろん、学生さんも参加可能です。
2023年度 ゲルマニスティネンの会の総会を開催いたします。
※対面で開催します。使用教室については学会事務局より連絡があり次第掲示します。
以上、よろしくお願いいたします。
ゲルマニスティネンの会 世話人会 香月恵里、木戸紗織、前田織絵、寄川真弓、横山香、植朗子、桑原ヒサ子
ゲルマニスティネンの会では、会員の鈴木芳子さんと小川さくえさんを講師として、「ドイツ語文芸翻訳ワークショップ」を開催します。
鈴木さんのセッションでは、「Kunst und Liebe」というテーマで、E.T.A.ホフマンの『牡猫ムルの人生観』をテキストとして、読者がより深く理解し楽しめるような翻訳技法について考えます。
小川さんのセッションでは、ドイツ語に翻訳された日本の文学作品
各セッション60分程度でレクチャーと実践練習をおこないます。ZoomのURLおよび事前準備等については、お申し込み後に連絡いたします。
ドイツ語の文芸翻訳に興味のある方でしたら、どなたでも参加できます。詳細は添付のチラシをご覧ください。
参加申し込みは、3月8日までに、
workshop2023[ at ]germanistinnen.sakura.ne.jp(担当:横山)まで。
光文社古典新訳文庫16周年記念として「売れ行きガチランキング」が公開され、関東支部 鈴木芳子さんが翻訳したショーペンハウアーの『読書について』『幸福について』が、過去5年間、全367冊のうち、6位・7位にダブル・ランクインしました。
書店ではフェアも実施されていますので、この機会にぜひお手に取っていただければと思います。
会員の植朗子さんより、シンポジウムの案内が届いております。
神戸大学国際文化学研究推進センター(Promis) 主催 学術シンポジウム
『ジョジョの奇妙な冒険』×『鬼滅の刃』における「神話的物語」の創生
―“はじまり”をもたらす出会いと出発から生まれる“変化”―
受付開始 12:00 (午前の部がオンデマンドに変更のため9:40から時間変更)
シンポジウム 12:20-17:30(ジョジョの部 12:20-/鬼滅の部15:00-)
https://peatix.com/event/3127942/view
※「専門(ご所属先、ご専門の記入をお願いします)」の区分でお申し込み下さい。
現在ご所属がない方、大学生、院生の方もお申し込みいただけます。
※「チケット完売」表記が出ている場合は植朗子までご連絡下さい。
※新型コロナウイルスの影響により、中止・延期・会場変更になる場合がございますので、ご了承下さい。
マスク着用等感染対策にご協力ください。
※当初予定しておりました午前の内容は、オンデマンド配信に変更いたします。昼食のご用意は不要です。(お弁当をお申し込みの方はキャンセルになりますので、代金のお支払いは必要ありません)
問い合わせ:東京女子大学女性学研究所 iws@lab.twcu.ac.jp
関西支部の横山です。
関東支部の鈴木芳子さんの対談が収録された『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(駒井稔編著)が書肆侃侃房から2021年10月に発売されました。
さっそく読みましたので、紹介させていただきます。
編著者の駒井稔さんによる鈴木芳子さんとの対談は「第1夜」に収められています。
鈴木さんはこれまで、ショーペンハウアーの『読書について』や『幸福について』をはじめ、数多くの翻訳を出版され、また翻訳賞も受賞されています。
そんな鈴木さんが子どもの頃から、どのような作家や作品に影響を受けてきたのか、それを垣間見られるだけでもとても興味深いのですが、鈴木さんの読書歴や読書観の原点となったお父さまの話がとてもユニークで(駒井さんのことばでいえば「シュール」で)印象的です。
ネタバレになるのでここには書きませんが、鈴木さんの「より良い人生を歩むための三つのK」は、鈴木さんのお姿を知っているため、なおさらかなりの衝撃でした。ぜひこの本を手に取って、お確かめください。
また「第7夜」は、最近ではドイツの推理小説を精力的に翻訳されている酒寄進一さんとの対談になっています。200冊以上翻訳したなかで、酒寄さん自身がベストワンとして挙げているクラウス・コルドンのベルリン三部作は、ナチス・ドイツとは何だったのかを考えさせられる、ジュブナイルの枠に収まらない優れた作品であると思います。
読書が楽しみとしてあるだけではなく、私たちの人間形成にも深くかかわっているということを、自分自身のこれまでの読書歴を思い出しながら、改めて認識することができます。
ここ数日で突然夏から秋に季節が変わりましたが、本書に登場する数多くの面白そうな、あるいは懐かしい、あの本やこの本を手に取って、読書の秋を楽しみたいと思います。(横山 香)
駒井稔編著『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(出版社リンク)
【目次】
関東支部会員の中込啓子さん翻訳のエルフリーデ・イェリネク(ノーベル賞受賞作家)『ピアニスト』の 新訳が、この3月に刊行されました。
新しく生まれ変わった名著をお一人でも 多くの方に読んでいただきたく、ご紹介申し上げます。
エルフリーデ・イェリネク『ピアニスト』鳥影社 2021年3月15日発行
価格 2860円(税込)512ページ
ISBN 978-4-86265-832-6